実際はもっと凄い状況な事は間違い無い。
2004年8月3日 映画1944年、アウシュビッツ強制収容所。ユダヤ人のホフマンは、同じユダヤ人をガス室に送るなどの特別任務を担う“ゾンダーコマンド”としてナチスのために働いていた。その見返りは食事と4ヵ月の延命。一方で彼は、密かに同じユダヤ人である焼却場のアブラモウィックスや軍需工場で働く女囚ダイナらと死体を焼き続ける焼却炉の破壊を計画していた。それは、彼らにできる最後の抵抗だった。そんなある日、ホフマンはガス室で死体処理中、奇蹟的に生き残った少女を発見する。ニスリ医師の手当で一命を取り留めたその少女を、彼は危険を承知で匿うのだった…。
第2次大戦末期にアウシュビッツ強制収容所で実際に起きた事件をもとにつくられた舞台劇を豪華俳優陣の共演で映画化したヒューマン・ドラマ。ナチスに特別待遇を受け生き長らえるユダヤ人が、自らの“任務”に葛藤する様と、奇跡的にガス室から生き残った少女の命を守る事で、存在価値を見出す
舞台がアウシュビッツなので、予想通り重い。。。。
ガス室の処刑シーンは小説の方が細かいかもしれないが、
映画でここまで表現している物は無いであろう。
軍曹としてあのハーヴェイ・カイテルが出演しているが、
途中まで全く判らなかったです。
なんちゃってヒトラーの人なんだな、って思ってた。
スティーブ・ブシェミは軽い役で途中で死んでしまったよ。
ミラ・ソルヴィノはあまりの汚れっぷりに、最後まで本人だと判らなかった。
確かにアウシュビッツ収容所は凄い数で大量虐殺を行っていたらしい。
死体は圧縮して油を取り、そこから石鹸等の加工物を作っていた様だし、
この映画では全く無かったが、ナチスに媚びる女は特待され、
戦争が終了した時にはリンチを受けて死亡していたという。。。
差別というよりも区別に近い事を行っていた事が、判る映画であった。
生き残った少女の存在感がもう少し有ったら良かったのかも。
脚本というよりも、事実の裏打ちが有るから説得力が有る映画であったと思う。
涙の流し所?と思える部分は有るが、
それがあまりにもアザトイのはシルミドと似たり寄ったり。
安い演出はやめて欲しい。
最後の最後でタイトルになっている「灰の記憶」が
どうして付いたのかが判って良かった。
★★★★☆☆☆☆☆☆
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