アダムの胸毛は確認出来なかった。

京都のやんごと無い生まれだと自認してるけど、
そんな高貴な香りより、ヒデロウの香り漂う某人から
有り難くチケット(しかもブルジョアに速達で♪）を頂き、
五反田の某所に行って来ました。
連れ立ったのは毎回必ずと言って良い程に遅刻してくる
Hちゃんだ。やはり今日も遅刻してきやがった。
そして開演。オケピも有って気分は盛り上がる。
薄い布が上がったそこには、18世紀のフランスの貴族の邸宅を
模したかのごとき耽美的な舞台美術で素晴らしかった。
私の前には座高がやけに高いデヴ女が座りやがった。
その女のせいで舞台が見えない部分が有り終始イライラ。
そして主役のアダムが登場。
おおぉーーー、薄いタイツのモッコリ系を想像していたのだが、
普通の中世期族の格好のまま踊っていた。
バレエだけかと思っていたのだが、演技もしつつ。。。
台詞や歌の無いミュージカルとも言える感じだ。
喜怒哀楽は何となく解るのだけれど、、、、。
台詞が無いだけにいかんせん、、、話の流れが解らない(笑
そんな所で中入り。(とは言わないな、落語じゃないんだから）
Hちゃんと?氏に頂いたパンフを熟読する。
なるほど、、そういう事だったのか！
2幕が開始してからは、1幕目よりも理解して観劇出来たので良かった。
ただのバレエ公演だと思っていたのだけれど、
バレエ色と演技色が半分半分で初めての経験でした。
舞台美術の空間や、場の転換を与える可動式の壁の使い方は
大変素晴らしい物だった。
バレエ自体を堪能するにはもっと知識が有ったら、
更に楽しめたのだろうな、、、と悔やむところだ。

素直に帰るハズも無く、Hちゃんと居酒屋に寄って、
近況報告&昨今の恋愛事情等を語り合って終電前に帰って参りました。
新調した白いコートを着たら「いつもより痩せて見える！」とHちゃんに言われたので、
「ハセキョウですから当然です！」と返答したら無視されました(笑