大人の社会科見学
仕事が早めに終わったので
とっとと帰宅しようとも思ったのだが
以前から気になっていた食肉市場に出かけてみることにした。

まずは南門から入場。
警備員のおじさんに一応入場可能か確認する。
中の施設は無理だけれど、資料館が有るから行ってみると良い、
とのナイスなアドバイスを頂く。
気付けば大型トラックが何台も有って、ナンバープレートを見ると
全国各地から肉牛さん達はやってきている。
見た目すっごく大きい。頭だけでも相当な大きさだ。
大型トラックにだいたい15頭程度の牛さんが居て、こちらを凝視している。
明日には肉の塊になってしまうのだなぁ、、、と思うと居た堪れなくなり
資料館に向かうことにした。
不思議なのだが、、、何故か大量のカラスが居た。
人間世界でも誰かが死ぬとその家の上をカラスが大量に舞っていた、
という話を子どもの頃に聞いた事がある。
死の匂いをかぎ付ける能力がカラスには有るのかな?とも思った。

資料館は近代的で大きなビルの6Fに在った。
ドアを開けると客も受付の人も居なくてガラーーーーンとしていた。
①市場の歴史
②生産(肥育から出荷まで)
③と畜解体作業の流れ
④市場取引の流れ
⑤食肉の衛生検査
⑥枝肉の模型と牛の毛皮
⑦食肉の歴史と人権
⑧枝肉の格付け、肉部位、内臓部位
⑨革ができるまで
上記コーナーが有った。
とりあえず模型を確認。
牛と豚のタン(舌)、ハツ(心臓)、レバー(肝臓)のレプリカが有り、
本物の重さと同じ物で、予想以上に重たかった。
(確か牛の舌だけで6kgだった)
ビデオコーナーで市場の紹介がされていた。
屠殺の方法(牛と豚で各々違っていた)が色々な意味で凄かった。
牛さんは頭に衝撃。牛さんはガスで眠っている間に処理。
そして牛の革を剥ぐ様子はまさに職人!といった感じだった。
(豚さんは自動的に機械で剥げるみたい)
自動背割機等で背骨を中心に真っ二つに肉を分割するのは凄い!
この機械のデバッグ作業なんかもあるのだろうか???
一番凄いなと思ったのは、要所要所で検査を常にしている事だった。
現在は肉牛もトレーサビリティ(だっけ?)で1頭1頭生まれた時から
管理、育成されている。特に高級な肉になると鼻紋?が
宝石の証明書の様な役目を担っている。
安全、安心に厳しい日本ならではだな、と思った。

そして残念に思ったことが1つ。
差別的な悪意有る手紙が展示されていたのだ。
文字が物凄く汚く、文章の内容もお粗末。
書いた人間の知性の程が知れる感じだった。。。
隣に小学生が社会化見学をした際のお礼の手紙が心を浄化させてくれた。

シーシェパードの鯨やイルカの漁を禁じさせようとしている考え方も有ると思うが、
その国の長年の食文化や伝統が有るので、
手前勝手でワケワカメな理由で活動するのは止めて欲しいと思う。
んな事言うんだったら牛、豚、etc,,,沢山の物が対象になるし。。。
まあ、日本のお金目当てなだけですな。。。

帰りながら今日の自分の持ち物を考えてみた。
山羊革のコート、牛革バッグ、財布入れ、定期入れ、、、、。
プラセンタ美容液は確か豚の胎盤だったはず。。。。
色々な物から色々な恩恵を受けているんだなあ、と改めて思った。
偉そうな事は言えないけれど、私はせめて食料を残さず食べようと思った。
スポット情報

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年5月  >>
27282930123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

お気に入り日記の更新

最新のコメント

この日記について

日記内を検索