カイジ 人生逆転ゲーム

いつだったか眠れぬ夜に付けた深夜TVで
不思議なアニメをやっていた。
それがカイジだった。
画的に美しくないのだが、
その話の展開ップリに一瞬で引き込まれた。
台詞の1つ1つが印象的なのだ。
小気味よいというか、テンポ良いというか、表現の妙というか。。。
私が観たのは班長とチンチロリンをやっているところ辺りだった。
その後職場で10歳年下の男の子と仲良くなり、
カイジの本を貸して貰った。（沼攻略まで）
日々2巻ずつ程度持参してきてくれるのだが、
彼の片道2時間の通勤時間を考えると、、、有難ェ、有難ェ。。。
ジャンケンのシーンはどう表現されるのか？
平均台の箇所(2シーン)はどうなるのか？
帝愛グループの王は誰が演るのか？
とってもとっても気になっていた。

感想から言うと、、、、予想以上に表現されていて驚いた。
ジャンケン、地下での生活、鉄骨渡り、Eカード。
若干改変＋集約されている箇所も有ったが、ほぼ漫画と同等だった。
良かったのは地下でのシーン。
激しい肉体労働を終え、初給料の後のビールのシーン。
あの「キンキンに冷えてやがる」というセリフと班長の
「心はゴム毬なんだよ」というセリフが再現されていた。
班長を演じていた松尾スズキの不敵な笑みが良かった。
また、香川照之演じる利根川は漫画とは違う物だったが怪演で素晴らしかった。
そして私的に漫画に一番近かったのは光石研氏演じる石田（おっさん）だった。


悪いところと言えば、藤原竜也の歯並びのせいだろうか？
激高すればする程、何をしゃべっているのか判らない台詞回し。
この人って本当に舞台を踏んでいるだろうか？舞台出身にはあるまじき。。。。
どうしてもカイジ＝藤原として心理的に同化出来なかった。
そして天海佑希のメイク。（これはどーでも良いか）

近々part2が公開されるみたいですな。
きっと日テレで1年後にTVで放映するからそれまで待つ事にしよう。
評価は予想以上に表現されていた事、さっき見たハングオーバーが
酷過ぎたので加点されたかもしれません。